和風おせち
おせちの定番といえば、なんといっても和風おせちです。
平安時代、朝廷の節日に行われる行事「節会(せちえ)」で神様に供えたり、食べたりしたご馳走がおせちの由来となっているとのことですから、歴史も古く、和風おせちは日本の文化を象徴するものといっても過言ではないでしょう。
おせち料理に入っている料理
正月の祝に欠かせない三種類の料理を祝い肴三種といい、祝い肴と餅を揃えれば最低限の正月の祝いができるといわれています。
この祝い肴がないと正月の祝い膳の体裁が整わないともいわれており、これは「三つ肴」「三種肴」とも呼ばれていますが、関東と関西では少し違うものになっています。
関東風の肴三種
数の子、黒豆、田作り
関西風の肴三種
数の子、黒豆、たたき牛蒡(ごぼう)
その他、おせちに入っている料理
海老、鯛、鰤の焼き物、昆布(昆布巻き)、トコブシ、紅白かまぼこ、伊達巻き、錦たまご、栗きんとん、かちぐり、八ツ頭、里芋、蓮根、くわい、金平ごぼう、お多福豆、紅白なます、橙(ダイダイ)、ちょろぎ、干し柿、ナマコ、たこ(酢だこ)、にんじん、蕪(かぶ)